2016年06月28日

休診のお知らせ

7月3日(月曜日)は、
長生医学会のため休 診させていただきいます。

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願い申し上げます。
尚、7月4日から平常通り診療させていただきます。
posted by かず at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月25日

母の死とプラーナ〜末期癌の症例報告S〜


余命いくばくもない義父は、サラリーマンだった私をプロの臨床家に育ててくれた恩人です。

そんな師匠に、弟子として恩返し出来る最後のスキルが“チャクラスプレッド”と呼ばれるエネルギーワークでした。

チャクラスプレッドを行う際、患者さんの身体に触れてはいけないという原則があります。つまりエネルギーワークの施行中、義父の身体には一切触れない・・・にも関わらず、義父は、ある何かを感じ「ああ・・」「おお・・」と実に気持ち良さそうに喜びの声を発するのです。

第7チャクラから第1チャクラまで、7つのエネルギーセンターを丁重に広げていく中で“プラーナが義父の魂に届いている”そんな確信が次第に深まってきました。

医師から余命2日と告げられた父は、それから2週間呼吸を続けました。その間に、縁の深かった人たちと最後のお別れを交わし、9月28日、スーパームーンに誘われるかのように静かに呼吸を止めました。その顔は尊厳に満ち、生前見たことがないほど穏やかで凛とした表情でした。

ヒーリングタッチのテキストに、チャクラスプレッドの目的は、死の過程を含め、重要な人生の移行期を経験している人に神聖な癒しを提供することであり、身体的、精神的、情緒的、スピリチュアルなレベルでの痛みやストレスを軽減し、どのような変化も乗り越えられるように援助すると書かれています。

確かにチャクラスプレッドは、昏睡状態の義父に深い癒しと活力を提供したようです。そして何よりも、私自身が“プラーナとは魂のエネルギー”であることを実感した気がします。

もしかすると、これが師匠として出来の悪い弟子への、最後の教えだったのかもしれません。
posted by かず at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 大村長生館の治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月18日

母の死とプラーナ〜末期癌の症例報告R〜


ヒーリングタッチ・テクニックの中で“神聖”と位置付けられるエネルギーワーク「チャクラスプレッド」を、実習でなく実践で試みたのは、義父が死を迎えようとしている病院のベッドでした。

義父は9月12日の朝、突然血圧が低下し意識不明となりました。前日は夕食を完食するほど元気だったのですが、緊急搬送した病院のドクターから「老衰による心不全です。肺水腫を起こしているので、長くて2日でしょう」と宣告されました。

予想もしない事態に混乱したのは言うまでもありませんが、苦しみの伴う延命治療や投薬を止め、最後は穏やかに寿命を全うさせてあげたいという思いが家族間で一致しました。自然の摂理に従った最後を家族は望んでいることをドクターに伝え、点滴による栄養補給を断ち、病院の管理で最後の時を待つことにしました。

病室に戻り、生命エネルギーであるプラーナが尽きようとしている義父の顔を見ていた時「治療師として、まだ義父にしてあげられることがある」と気づきました。

それがチャクラスプレッドでした。

ベットに横たわる義父の足と手に心を込めてプラーナを送り、義父の身体の緊張が緩むのを感じてから、頭の上に移動しクラウンチャクラと呼ばれる第7チャクラをゆるやかに広げてみました。

するとどうでしょう・・昏睡状態の義父が、深い呼吸と共に「はあああ・・・」と感嘆の声を発したのです。

第7チャクラを3回オープンし、次いで額の第6チャクラを広げました。
「おお・・おお・・・・・」

義父は目を閉じていましたが、それはあたかも仏に出会ったかのように歓喜に満ちた声でした。
posted by かず at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 大村長生館の治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月11日

母の死とプラーナ〜末期癌の症例報告Q〜


20016年が明けました。
末期癌を告げられた4月には、正直なところ「お盆まで持たない」と思っていました。まさか新年を迎えられるとは、ドクターはじめ誰も予想していなかったと思います。

元旦に訪問した私たちを、母は笑顔で迎えてくれました。
「手を握って」手を差し出すと、私の手を弱々しく握り返してくれましたが、癌細胞にカリウムを奪われた身体はやせ細り、顔には明らかに死相が出ていました。

「チャクラスプレッドを試す時がやって来た」そう思いました。

チャクラスプレッド・・・直訳するとチャクラをひろげるという意味ですが、死の過程にある患者さんに神聖な癒しを提供するためのエネルギーワークです。

東洋哲学のチャクラという概念に、西洋の宇宙観を折衷させたものと思われますが、1980年代ヒーリングタッチの創設者ジャネット・メントゲンが看護士、理学士として活動するなかで、既存の医療と調和しながら、死に向き合う多くの患者さんの肉体と精神とスピリチュアルを補完・統合的に癒してあげたいという思いが、古代インドとユダヤの宗教性をダイナミックにシンクロさせたのではないでしょうか。

患者さんの身体的、精神的、スピリチュアルな健康をサポートするため、心をこめて行うエネルギー療法という点では、長生医学のプラーナ療法と同じ理念ですが、私たちのような民間の施術所では、生命の危機にある患者さんをケアする機会は極めて少なく、長生学園では、むしろそうした生命の危機がある病態を素早く見極め、適切な医療機関に送るよう教育されているので、ターミナルケアに向き合う機会は稀です。

したがってチャクラスプレッドも、内輪の研究会で参加者同士が相互に実習していたものの、治療室で実践する機会はありませんでした。

しかし実の母親が、死の最終プロセスを迎えようとしているのです。
迷いはありませんでした。
posted by かず at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 大村長生館の治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月04日

母の死とプラーナ〜末期癌の症例報告P〜


24時間介護も4か月を過ぎ、肉体的にも精神的にも疲れがピークだったであろう妹からのLINEメッセージを抜粋します

「今私にできることは可能かぎり母の傍にいてあげること。感謝の気持ちを伝えること。良い人生だったと、大切な存在であったと認識してもらうこと。残された日々を母の顔に穴が開くくらい見て過ごします。それが出来る私は幸せです」

ある日、母が妹に言ったそうです「私ほど幸せな人はいない」

死を目前にした人間が、また死を目前にした母親を目の前に、こんな言葉を言える人たちが世界中にどれほど存在するでしょう?

おそらく、“私ほどの不幸はない”と嘆く人の方が多いのではないでしょうか。

生きていれば、苦しいことも、悲しいこともたくさんあるのが世の必定。
その代表が、人生で逃れられない四つの苦悩といわれる“生老病死”。
また人間として味わう精神的な苦しみの代表が愛別離苦(あいべつりく)
つまり 愛する者と別れることだと言われます。

そんな苦しみが待っているのに、人間は何の為に生まれ生きているのでしょう?
答えは「幸福になるため」です。

母と妹は、“老病死”“愛別離苦”という人間の根源的な苦しみの真っただ中でも、“幸せ”と思うことが出来たのです。

これって・・すごいことだと思いません?

そんな家族の一員として生をうけることができた私は“幸せ”です♪

posted by かず at 08:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 大村長生館の治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする