2016年02月27日

母の死とプラーナ〜末期癌の症例報告E〜


「やり方教えるから、やってごらん」

「えっ・・・私に出来るかな?」

「お前にしかできないケアだと思う」
母の身近で娘として誰よりも母を思い、看護師として誰よりも褥瘡を理解しているのが妹であることに異論を唱えるものはないでしょう。

プラーナの概念、プラーナの法則とエネルギーの認識、長生医学のプラーナ吸収法、エネルギー層の概念、エネルギー層のアセスメント法、停滞したプラーナを清浄化するテクニック、チャクラの概念、プラーナの科学的検証などを、ひととおり説明し、母の身体を使って実習した後、褥瘡を治療するために長生凝指法をレクチャーしました。

母はプラーナ療法中、いつも小さないびきをかいて気持ち良さそうに眠ってしまいます。「治療してもらっているのに悪いと思うんだけど、我慢できなくて眠ってしまうの。ごめんね」

「プラーナが効いている証拠だから、気にしなくていいよ。」

長生凝指法は、治療室では擦過傷や打撲の痛み、口唇ヘルペスや口内炎などに役立てていますが、プラーナの流れが良くなると、ほとんどの患者さんが寝息を立てはじめるのです。どうやらプラーナの介入は副交感神経を優位にする働きがあるようです。

“凝指法”を実践した妹から、翌日早速報告が来ました。

「おしりにのただれた部分に教えられた通りプラーナを送りました。手に感じるものがあり、手が重くなりました。手がだるいだけなのかなと思ったのですが、その後も尿漏れがあったので、夜中にかけて悪化すると覚悟していたのですが、悪化するどころか炎症が軽くなり、患部が痛々しい赤色からピンクに変わり、痛みもあまりなくなったそうです。翌日は色素沈着のような色になりました。管から尿の流れが多くなり尿漏れも少なくなりました。浸出液も出なくなり、今は痛みもほとんどなくなりました。嘘のような本当の話なのでまだ自分でも信じられません。」


その後も、おむつ交換の時に“凝指法”によるプラーナの介入を続けた妹は、ほぼ完ぺきに褥瘡の痛みをコントロールし、2か月後、母の褥瘡は完治していました。

「他人のためになりたいという願いや思いやりの心さえあれば、だれでもエネルギー療法の施行者になれる」ヒーリングタッチを創始した、故ジャネット・メントゲンの言葉の言葉は真実だったのです。
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2016年02月20日

母の死とプラーナ〜末期癌の症例報告D〜


「お母さんのお尻に褥瘡が出来てるんだけど、プラーナで何とかならないかな?」母を看護する妹からの真面目な相談でした。

褥瘡とはいわゆる床ずれのことで、寝たきりや麻痺などで体位を変えられない人の腰や踵など骨の突き出ている部分が、自分の体重で持続的に圧迫され、組織の血流が悪くなり壊死が起きる状態です。

母はすでに自力での寝返りが困難になっていたのです。

更に皮膚が弱っているため、ちょっとしたことで皮膚に傷がつき、尿漏れに加え、便も垂れ流し状態なので、お尻の骨仙骨部の皮膚のただれが回復できずにいました。

保護シートをすすめてくれたドクターは、母の状態から「治癒することはない。これからどんどん悪化するでしょう」という見解でした。妹も看護師の経験から医師と同じ考えだったようです。

メディカルドクターをはじめとする医学関係者の多くは、プラーナの作用に対し「神秘的なものに対する興味」「治療を信じる事により得られるプラシーボ効果」あるいは「ヘルスケアに関する知識が乏しい人を欺くペテン」といった否定的先入観があることは否めません。かくいう私も自分が体験するまではそうでした。

しかし現代医療の最前線で働いていたベテラン看護師が、母の痛みを受容し、少しでも苦痛を軽減させてあげたいと願い、科学では解明できていない古代人の非科学的概念を受け入れようとしているのです。

それはまさに「施術者が患者と一体になり患者の苦しみをよく聞く事」「患者の苦悩の中に共に苦悩しつつ、常に思いやりを持った施術を行なうこと」という長生医学の実践に思えました。

「やり方教えるから、お前がやってごらん」
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2016年02月10日

日本長生医学会旭川支部2月定例研究会のご案内


市民公開講座「「ストレスを活かす」
〜マインドフルネスから行動の変容へ〜

■日時:2月14日(日曜日)13:00〜14:45 
■会場:旭川市5条4丁目「旭川市勤労者福祉総合センター」2階小会議室B
■講師:インド政府公認・日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士 吉 武 ゆ り 先生

過去や未来にとらわれず、今現在の経験の質を深める最新心理療法の実践は、ブッダの説いた“人生を幸せに生きる術”の根幹をなすものであり、ストレスとの付き合い方を知り、日々の成長に活かすためのワークです。明日からの精神療法にお役立て下さい。
またこの研究会は、市民公開講座として一般の方にも開放します。
入場無料
お誘いあわせの上、お気軽に足をお運びください。
posted by かず at 08:14| Comment(0) | TrackBack(0) | かく語れり(仏教概論) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月06日

母の死とプラーナ〜末期癌の症例報告C〜


10月に入ると体の動きが急速に鈍り、眠っている時間が多くなりました。
悪液質による機能障害が進むと、ガン細胞からの分泌物質によって、代謝異常、免疫異常、内分泌異常、脳神経異常などが生じるといわれます。こうした正常な生命活動機能が傷害されることで、体は衰弱し精神も消耗します。尿路感染と思われる熱や悪寒戦慄も出ています。

病院も外来から往診に切り替えましたが、体に苦痛を与える延命治療は行わないでほしいという家族の方針を理解し協力を約束してくれました。信頼できるドクターに恵まれたのは母の徳かもしれません。

長生医学のプラーナ伝達法には、手を触れずに行う手法があります。
病状が進行するにつれ、身体に負担のかかる通常の手技は使えなくなり、必然的に治療も、病人に手を触れないエネルギーワークが主体になりました。“長生凝掌法”は手掌を身体から少し離したところに置き、思念をもって患部にプラーナを放出する・・外気功に似た手法です。加えてエネルギー層の渋滞を清浄化し、チャクラからチャクラへのエネルギーの動きを促進させる全身テクニックも併用しました。こうしたテクニックを組み合わせることで、プラーナの流れやバランスが良くなると、身体に触れることなく、痛みはもとより体調も改善され目に力が宿ります。

治療後、あまり好まなかったラーメンまでおいしそうにすする姿は驚きでした。
身体の衰弱している患者にラーメン・・医療の常識では考えられないことです。確かに母に残されたわずかな時間を、病院の管理下で絶食と点滴の日々が良いのか、住み慣れた生活音の中で食べたいものを食べる生活が良いのか・・評価は分かれると思いますが、健康の定義に身体と心の調和が不可欠である以上、何よりも孤独を嫌う母にとって、在宅は精神的に大きなメリットになっていると確信しました。

しかし食物を摂取すれば排泄はつきもの。介護者の妹は垂れ流しの便を処理しなくてはなりません。「母のお世話が出来て幸せ♪」と笑いながら、部屋に微塵もし尿臭を残さないケアリングは、彼女が看護のプロとして培ってきた証といつも感心させられました。

ラーメンを食べた翌日は、熱も下がり血圧も正常に戻っていました。
家人も「いい顔になった」と感嘆するほどに。

そんなプラーナ療法を何か月も見ている妹から相談を持ち掛けられました。
「褥瘡が出来たんだけど、プラーナで何とかならないかな?」
posted by かず at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 大村長生館の治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする